いびきと睡眠時無呼吸症候群

いびきと睡眠時無呼吸症候群

いびきの程度もいろいろありますが、中でも一番危険性を伴うのが、睡眠時無呼吸症候群です。にもかかわらず、いびき同様、自分ではなかなか気付かないという点も、この症状の危険性をさらに高めることに繋がっています。では、SASとも呼ばれている、この睡眠時無呼吸症候群には、どのような危険性が隠れているのでしょうか。

 

いびきとセットでよく語られる睡眠時無呼吸症候群ですが、いびきは音は出ているものの、呼吸はできています。しかし睡眠時無呼吸症候群は、いびきとは違い、数秒間の無呼吸状態があります。数秒間とはいえ、それを繰り返していると、いろいろな自覚症状が現れてきます。

 

睡眠時間に問題はないのに、日中眠い。朝起きた時、よく眠れたという自覚がない。夜、トイレに何回も行く。日中、ぼんやりしてしまって集中できず、だるい感覚があり、記憶力も落ちた気がする。これらの自覚症状が、睡眠時無呼吸症候群によって現れます。

 

一番気をつけなければならないのは、こういった自覚症状や寝不足感による、交通事故の危険性の上昇です。病気の危険性も高くなります。睡眠時無呼吸症候群によって、血中酸素濃度が下がると結果的に、脳梗塞をはじめとした脳卒中を発症する可能性が増加します。他にも、血液や血管の病気を発症する可能性も同じく増加します。いびきの一種と軽く見ていると大変危険です。

 

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くも膜下出血が原因のいびき

いびきは病気の前兆でもあると言われています。普段いびきをかかない人が急に大きないびきをかきだしたら、注意が必要です。くも膜下出血がいびきと関係している可能性があります。

 

くも膜下出血が原因のいびきは、脳の血管が破れたり詰まるなどの場合に起こり、突然意識を失い手足が震えます。脳の血管に障害が起きるため、喉や舌の筋肉の緊張が緩んで下に落ち込むために、大きないびきをかくと言われています。

 

くも膜下出血が原因のいびきは完全に解明されていないので、特効薬といった治療法もありません。事前に察知して、早めに専門医に診断してもらうことが重要になります。たかがいびきと軽視してしまいがちですが、くも膜下出血が原因のいびきは深刻な病気の前兆であることもあります。

 

くも膜下出血が原因のいびきは症状が出てからでは、取り返しが付かないこともあります。急に大きないびきをかくようになったら、くも膜下出血が原因のいびきの可能性も含め病気の前兆かもしれません。くも膜下出血が原因のいびきは深刻な問題なので、専門医に相談することをお勧めします。

 

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