診療科のいびき治療法
寝ている当人は気がつきにくいのですが、いびきは健康に影響を与えている場合があります。寝ている間に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」にもいびきの症状があり、総合病院にかかる場合は同じ診療科で診てもらうことになります。
かといって、病院に行こうと決意する前に、ほとんどの人は自分で行える治療を試すことでしょう。よく知られているいびきの対処法は、体重を落としたり、お酒や喫煙を控えたり、横を向いて寝てみたり、その他のグッズなどがあります。いろいろやってみてもよくならなければ、耳鼻咽喉科、スリープスプリントという処置ができる歯科にかかりましょう。
ストレスや内臓や脳神経が原因といったこともありますので、まずかかりつけの内科医に相談して専門医に診せる必要があるかどうかを決めるのもよいかもしれません。睡眠時無呼吸症候群は、日中に突然意識をなくすこともある恐ろしい病気です。
たかがいびきとたかをくくらずに、なるべく早めに専門病院の医師に相談するようにしましょう。この病気であると診断されれば、軽症の場合は先ほども言及したスリープスプリントが簡単で有効な治療法です。症状が重篤であるとされれば、「CPAP」という治療法を受けることがあります。これは就寝中に鼻に呼吸マスクを装着して、スムーズに酸素を補給するというものです。これでもいびき防止効果が出ない場合、外科的手術を行うこともあります。
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スリープスプリントでいびき治療
歯医者さんで行える「スリープスプリント」は、いびきの治療法のひとつです。あまりなじみのない言葉かもしれませんが、ボクシングで使うマウスピースのようなものと言えば想像しやすいかもしれません。いびきを引き起こす原因は様々ですが、就寝中の首やあごの位置により、気道がせまくなることが大きく影響をします。
そのため、スリープスプリントを着けて眠れば、器官が正常な位置になるため、いびきをかくことが少なくなるわけです。ただ、多少いびきが激しい程度ではこの治療を保険でまかなうことができません。耳鼻科や内科のお医者さんから「睡眠時無呼吸症候群」という診断をもらうことが条件です。
保険がきけば1万円、最高で10万円といったところです。本人の症状やマウスピースの種類などによって異なるため、明確なことは言えませんが、保険適用外の場合、適用内の3倍から4倍と考えておけばよいでしょう。
いびきの治療を本気で考えている場合は、CPAP治療と比較して負担の少ないスリープスプリントは検討する価値があるかもしれません。ただし、鼻呼吸が難しい場合や、歯がとても少ない場合には、この治療を行うことは難しいので、医師とよく相談してみましょう。
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