いびきと不健康
いびきは自分自身が寝不足の状態になってしまいますし、いびきの音によって、家族の睡眠不足の原因にもなりかねません。眠っている間に起こってしまう睡眠時無呼吸症候群も加えて考えると、いびきというのはとても不健康な状態であると言えるでしょう。
いびきをかいて寝ている状態は、程度の差はありますが、睡眠障害の状態であると言えます。実は毎日が寝不足、ということにもなりかねません。生活していくうえで、かなりの疲れを感じるという場合もあるのではないでしょうか。日中ぼんやりしてしまう、だるい、集中しにくい、などの自覚症状を感じるのは、いびきのせいかもしれません。
居眠り運転の危険性も高まります。睡眠時無呼吸症候群の怖いところは、症状が進むにつれて、死亡に至る確率も増えていくという面です。高血圧や心臓の病気、糖尿病、そして脳卒中を発症する可能性は、無自覚のうちに高くなっていくのです。口呼吸にも注意が必要です。
いびきによって、口呼吸になってしまうのですが、この呼吸だと、直接空気が体内に入ってくることになります。すると、どうしても喉が冷えた状態になってしまうのです。喉の冷えは、喉の免疫力の低下を引き起こします。さらに、様々な菌が増殖しやすい環境となり、口臭に悩んだり、口内炎ができやすくなったり、歯周病を発症する可能性さえあります。
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いびきが病気を引き起こす?
いびきが病気を引き起こすケースがあります。いびきをかく人の大半が口呼吸です。鼻の粘膜にはホコリをガードしたり、湿気を与えたり、冷たい空気を温めたりという働きをしています。
口呼吸になると、のどに直接ほこりが入ったり、無防備になってしまうため、風邪や咽頭炎、喉頭炎など、のどの炎症がおきやすくなってしまいます。これはいびきが引き起こす病気の一つです。またいびきをかいていて途中で呼吸が止まる、睡眠時無呼吸症候群もいびきが引き起こす病気に繋がる可能性があります。
いびきをかく人は、ぐっすり睡眠して酸素を体内に取り込んだ人と比べて、呼吸器系や循環器系に影響を与えているケースがあります。これもいびきが原因の病気のひとつですね。血中の酸素濃度が低い状態が続くと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こす原因とも言われています。
いびきと病気が関係している例は様々です。いびきが病気を引き起こすなんて考える人はあまりいないのではないでしょうか?たかがいびきと思う前に、一度専門家への診察をお勧めします。いびきが病気を引き起こしてしまう前に。
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