子供のいびき

子供のいびき

心身ともに成長期である子供にとって、眠ることはとても大切です。大人は少々無理をして睡眠不足になっても体の基礎ができていますが、子供はそうはいきません。健康な眠りができない子供が増えていますが、生活リズムの乱れだけではない原因があるのです。

 

親や周りの大人が気をつけてあげなければなりません。そのバロメーターのひとつが「いびき」です。通常、子供はいびきをかきません。おそらく身の回りでも聞いたことがないのではないでしょうか。それなのに、もし子供に症状があったとしたら、なんらかの疾患や障害を疑うべきです。

 

小児のいびきをひきおこす病気の代表的なものには、「扁桃腺肥大」があります。子供は扁桃腺が腫れやすいので、気道が圧迫されいびきとなるわけです。この場合は発熱が伴うことがあります。その他には、鼻や耳の病気があります。

 

スプレーなどで鼻づまりをとり、熱がない状態でも症状が改善されないのであれば、かなり心配な状態です。重篤な事態に陥る前に、必ず小児耳鼻科等を受診しましょう。太りすぎで寝たときに気道がせまくなっていびきが起こることもまれにあります。小児のために、健康的な食生活と心がけ、子どもに就寝・起床時間を習慣づけるようにしましょう。

 

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子供のいびきの要因

子どもはいびきをかかないものですが、扁桃腺肥大といった病気のために症状が出る場合があります。大人でもいびきがひどく、睡眠中の酸素補給が少なくなると、さまざまな健康障害を引き起こしてしまいます。

 

これが成長期の子供となると、事態はもっと深刻になります。成長ホルモンの分泌が正常でなくなったり、血液が酸素をしっかりと運べなくなったりということが起こります。その結果、疲れやすくなったり、背が伸びなくなったり、精神的に不安定になったりという現象が目に見えて現れてきます。

 

子供の未来に不安材料を残さないように、いびきには特に注意を払いましょう。鼻の病気や風邪などで鼻づまりになり、一時的な症状が出るケースもありますので、まずはスプレーなどでつまりをとってあげましょう。それでもいびきが改善されない場合は、もしかすると扁桃腺が異常に大きくなる病気にかかっている可能性があります。

 

扁桃肥大やアデノイド増殖症といった病名がありますが、どちらでも全身麻酔での扁桃摘出手術が必要になります。このように、重大な処置が必要なこともあり得ます。たかをくくらずに、どのような場合でも、子供のいびきが長引くようであれば、専門病院へ行きましょう。

 

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